高度情報処理技術者試験やAWSに合格するための方法

高度情報処理技術者試験やAWSに合格するための方法を書きます。

システムアーキテクト【SA】試験合格への道①-6

   

このページでは、システムアーキテクト試験に合格するためのポイントの1つ

①午後2対策

①-6:論述ネタの整理

について記載します。

 

これは具体的には、「午後2の頻出問題である柔軟性をもたせた機能の設計』について、具体的に論述するため(A評価をもらうため)の準備をしておくこと」です

頻出問題というと少々大袈裟かもですが、私が記憶する限り過去に5問ほどこれに類似する問題が出題されております。

つまり、プロジェクトマネージャ試験でいうところの品質、費用、納期のような位置付けが、この「柔軟性を持たせた機能の設計」だと考えています。

そこで本章では、私が本試験前に準備していた内容を以下に記載します。

なお、私は、マイナーな業種ですが、「市役所の個人住民税システム」を題材に論文ネタを準備しました。

 

【業務の概要】

・市役所の個人住民税業務。市民が申告した確定申告書等を元に、市民が市役所に納めるべき税額を計算することを目的とする業務。

 

【業務の特徴】

・毎年、何らかの法改正が発生するため、それに伴いシステム改修も必ず発生する。

・システム改修の内容としては、税金計算の元となる収入、所得、控除間の金額チェック機能について、必ず改修が必要になる。具体的にいうと、ある年には「チェック必須」だったものが、次の年には「チェック任意」となり、さらに次の年には「チェック不要」となること。

 

【前提】

自社パッケージの金額チェック機能は、全てプログラムコーティングで実装している。

 

【ユーザの要求事項】

・法改正に係るシステム改修費用を削減したいと考えている。

 

【制約事項】

カスタマイズに充てることが可能な費用の上限は3人月。

 

【柔軟性を持たせた機能の設計】

・金額チェックにおける「チェック必須」「チェック任意」「チェック不要」を、プログラムのコーディング」ではなく「データベースの値で制御する」仕様として設計した(カスタマイズ)。これにより、法改正に伴う金額チェックの仕様変更をデータベースの値を変更するだけで対応できるようにした。

 

【制約事項を満足するための工夫】

過去15年間の法改正における金額チェックの仕様を調査し、仕様変更の可能性が高い部分だけカスタマイズすることをユーザに提案。これによりカスタマイズ費用が制約事項の3人月に収まる。無事、ユーザと合意できた。

 

【今後の改善点】

自社パッケージの機能改善を上層部に提案。

具体的には、金額チェックをデータベースの値で変更可能とする仕組みを、パッケージ標準機能として実装すること。

 

いかがでしたでしょうか。

論文ネタを整理するうえで必要な要素(特徴、要求事項、制約事項)を把握していただけたのであれば、幸いです!